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<事例>優秀な2人の起業家が見失っていたもの

2016.9.10 | ,
From:萩原 敬大(はぎわら たかひろ)

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先日、東京・代官山のスタジオで、「ビジネス・グロース・システム」(以下BGS)を実践して成果を出された起業家のお二人と、リッチ・シェフレン ナビゲーター 中谷さんの対談を撮影させていただきました。



1人目はFAXDMの代行サービスを提供されている、株式会社ファーストストラテジー代表の伊之上さん。

伊之上さんは現在経営されている、FAXDM代行サービスの会社を年商6,000万円→1億5,000万円 →2億円と、順調に伸ばしてこられましたが、、以前は、「いつかビジネスが崩れるかもしれない」という不安から、頭ではわかっていても、胡散臭そうな儲け話に手を出してしまうのを止められなかったり、様々な新規事業を試しては上手くいかず、そのマイナスを本業の黒字で補填するという状況が続いていました。

しかし、BGSに参加されたことで、売上自体は5?10%ほどの増加ですが、やるべきことがクリアーになって本業へと集中できるようになり、業務の仕組み化を次々と取り入れたことで、自分がいなくても仕事が進む体制を構築。ビジネスをさらに拡大していける、次のステージへの飛躍の準備が整ったとおっしゃっていました。

2人目は仙台で集客・求人の専門コーチ、Web製作の事業をされているeverride(エバーライド)の中尾さん。

中尾さんは、BGSに参加する前は起業したてで、「来月請求書を送る先がない。」という崖っぷちの状態からのスタートでしたが、、今では、当時月額1万円で受けていたWeb製作単価を、80万円に値上げしてもお客が取れるようになったり、約4倍の年商を達成されました。

と、、お二人ともBGSに参加されてから成果を出され、精神的にも大きな変化を実感されているようで、提供している僕たちとしてもすごく嬉しかったです。

お二人のBGS実践前の話を聴いていて、1つ気付いたことがあります。それは、、お二人とも実践前の状況はそれぞれかなり違っているのですが、BGS参加前に陥っていた症状(犯してしまっていた過ち)はほとんど同じだったということです...


2人の起業家が見失っていたものとは?


 

1人目の伊之上さんは、新卒で大手IT企業のSEとして勤務してから、一度独立を経験しましたが、その時はビジネスの構築方法がわからなかったため、5?6年ほど続けた頃にビジネスをたたみ、一度会社員として再就職をされました。

その後「今度こそ戦略的にビジネスを作ろう」と決意し、それまでの経験や強みを生かしてFAXDMのビジネスを立ち上げ、本業としてはとてもうまくいっていました。しかし、、気づけばいつの間にか、Facebookで稼ぐ方法、LINE、SEO、アフィリエイトなど、、誰かがやってうまくいったノウハウ・ビジネスチャンスに走り、その赤字を本業で補填する。という状況になっていたといいます…

また、中尾さんの場合も、会社員時代は大手通信会社の営業で、全国トップセールスになるほどの営業スキルを持っていました。しかし、あまりビジネスについて学ぶことなくWeb製作の仕事で独立をした結果、、競合と同じような、とにかく早い・安いを売りにしたセールスにシフトし、仕事が大量に来たにもかかわらず、「単に忙しくなっただけで売上は以前と変わらない」という迷走状態に陥ってしまいました…

結果的に、「BGS」を通じ自分と向き合ったことで、サービス・ポジショニングを大きく変え、単価を80倍にもすることができたのですが、、それまでは、トップセールスの時にうまくいった経験や、自分独自のやり方が、気づけば全く活かせていなかったのです…


未来から逆算して、過去の点と点を結ぶ


 

ご存知の方も多いと思いますが、まさにリッチシェフレンも、このような過ちを犯してしまった経験のある起業家の一人です。年商13億円、従業員100名を超える会社を0から作り上げる成功を修めた後、自由なライフスタイルに憧れて、インターネットビジネスの世界へと足を踏み入れました。

そして、とにかく他のみんながしていることを見て、それと同じことを行なっていました。具体的には、とにかくたくさんの「インターネットでお金を稼ぐ方法」のような”戦術”を買い集めては、ほとんど結果を出せず、、情報過多で混乱し、苦闘してしまったのです…

リッチがよく引用する事例で、僕もすごく好きなものに、スティーブ・ジョブズが行なった、スタンフォード大学の卒業式での有名なスピーチがあります。



ジョブズはこのスピーチで、まず自分の人生についての話をした後、「先を見据えて点と点とを結ぶことはできず、いつか点と点がつながるだろうと、何にせよ信じなければならない」と述べました。後から振り返ったときに、その点と点がつながったのが分かるというものです。

リッチはこの話を聞き、自分の過ちに気づきました。他の人のやったことばかりに目を向けて、自分自身の経験や知識を無視して、点と点とを結んでいなかったのです。

そこで、リッチはこのジョブズのアドバイスを応用して、「もし自分が未来に行けたとして、望んだ通りに成功していて、その未来から過去を振り返ることができたとしたら、そこにたどり着くまでに過去の点はどのように結びついているだろうか(役立ったことはなんだろうか)」と考えるようにしました。

そうして、が今まで自分を成功に導いてきた経験を振り返ってみたところ、リッチの頭に思い浮かんだことは、、起業家の家で育ったこと、世界最大規模のコンサルティング会社で戦略担当として働いたこと、会計学の知識、服飾店での成功、催眠療法センターで成功したことでした。

それまでのビジネスや経験を振り返って、ビジネスで抜きん出るための、自分だけの”成功のパターン”を見出すことができたのです。そしてそれらの点を繋ぎ、インターネットビジネスでも望む成果を手にするための手段として使ったのです。そして、この業界でもトップマーケッターとしての地位を築くほどの成功を修めました…


自分だけの「成功のパターン」を探す


 

リッチは言います。

”「自分を認識するのは簡単なことではありません。自分について最小限の認識しかしていない人がほとんどです。最小限です。利用できる情報のほとんどを、じっくりと検討していません。つまり、過去にうまくいった事柄について、なぜうまくいったのか、何が楽しかったかなどを分析していないということです。

人生で最高の先生は自分の経験だとよく言っていますよね。起業家志望の人の多くが、私が考えているほど経験を大切なものだと考えていません。私は、経験の中に答えがあると思っています。

仕事を楽しむことにせよ、ビジネスの構築にせよ、過去には黄金の種が散らばっています。過去について、本当にじっくりと考えてみることを皆さんに強くお勧めします。」”

最後に、リッチも実践したエクササイズをご紹介して終わりにしたいと思います。

Step1.
まずは自分の将来の望みを明確にしましょう。

Step2.
成功を成し遂げた未来に行ったと仮定して、自分を成功に導いてくれた過去の出来事は何だったか、考えてみましょう。何が生じたのでしょうか?どんな経験が成功のベースとなったのでしょうか?成功を手にするために何を活用したのでしょうか?

もしあなたがこれまで、過去の経験についてあまり明確にしてこなかったのであれば、、このエクササイズは自分の成功パターンを知るのにきっと役立つと思います。ぜひ、取り組んてみてください。

大きな利益とその向こう側へ、
萩原 敬大

PS.
伊之上さん、中尾さんも実践された「BGS」では、あなた独自の経験・強みをもっと深く知り、それを活かしたビジネスを作り上げる方法を公開しています。こちらについては、来週より限定公開させていただきますが、こちらのリストにご登録いただくと、一般の方よりも優先で案内を受け取ることができますよ。

優先リストはこちら

PPS.
今回インタビューさせていただいた中尾さんは、毎年1回必ず「BGS」を1からやり直しているそうなのですが、、「今すべてを失っても、BGSを持って2?3日山籠りすれば、やり直せる自信がありますね。」と、言っていただきました。

 

萩原 敬大
萩原 敬大

Strategic Profits マーケティングマネージャー
メールマガジン購読者数41,238人(2017年1月5日時点)日本におけるリッチ・シェフレンの独占販売権を持つ【Strategic Profits】のマーケティングマネージャー兼セールスライター。販売プロモーションの企画、広告運用、セールスコピーのライティングなどを統括している。

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