From：萩原　敬大（はぎわら　たかひろ）

最近、テニスのレッスンに通っています。スクールなので、毎回テニス歴30年くらいのベテランコーチに教えてもらっているんですが、、この前、コーチからちょっと意外なアドバイスをもらいました。

僕は右利きなんですが、テニスはラケットを使うので、基本右手をメインに使います。なので、僕はラケットを持っている右手をどう使うか、どんな風にスイングするかに集中していました。そんな時、コーチに言われたのは、、「萩原さん、左手をもっとうまく使いましょう。」ということ。

”「ついつい、ラケットを持っている右手だけに集中してしまいがちですが、実は使っていない左手の使い方も大事なんです。左手をうまく使うことで、体のバランスが保てて、より強いショットが打てるんです。テニスは体のバランスがとても大切なので、強い選手ほど、左手をうまく使って、体を流したり、回したり、コントロールしているんですよ。」”

こんな感じのアドバイスをもらったんですが、、これというのは、僕の中ではほとんど意識したことがないポイントでした。すごい気づきになりました、実際に試したところ、スグにショットの質が変わったので驚いています…

テニス歴の浅い人と、テニス歴30年のベテランでは、このように見えているもの、そのものごとについての”区別”というのが全く違ってきます。リッチはこの”区別”をすごく重要視していて、、

”「どうすれば自分がより良くなれるか、優秀な起業家になれるか、という点から考えてみると、そこには「区別」というのが大きく関わっていることが分かります。なぜなら「区別」とは、我々のものの見方に差を生み、影響を与える強力な方法だからです。「区別」がなければ、特別な意識を持つことはありません。

例えば、車の修理工、料理人、プログラマー、何でもいいのですが、ある分野で区別の方法を持っていれば、その分野で行動を起こし、区別ができない人には出せない結果を出すことができます。”

こんな風に言っています。

例えば、、星空についての知識が全くない人が、夜空を眺めたとしてもなんとも思わないですよね。でも、もし天文学者から、天体、彗星、星座などに関する区別の方法をじっくりと教えてもらって、それから空を見れば、、以前にはなかった見方をすることができるでしょう。星雲とか、惑星とか、衛星をはっきりと見分けることができるようになるのです。

そしてこれは、、ビジネスでも同じです。よくリッチは、あなたが今やっている会社を私が代わりに経営したらどうなるでしょうか？ ということを言うんですが、、多分、10倍近いスピードで成長させることができるはずですよね。なぜなら、リッチはこれまで1万社以上のあらゆる種類の企業にアドバイスをし、成長させてきた経験があるからです。

そして、その秘訣はビジネスにおいての”区別”が違うので、あなたには見えていないものが見えるということ。たとえ同じ資源を使ったとしても、、全然違うやり方、近道を見つけられるのです…

成功する社長はビジネスにおいて正しい区別の方法を身に付け、それを活用して高いパフォーマンスを発揮し、大きな成果を収めます。でも、もしこの区別がなければ、自分には間違ったところがあるんじゃないか？と悩んだり、目標達成とは必ずしも関係のないことで多くの時間を無駄にしてしまうことになります…

なぜなら、まさに現時点で、以前とは違う行動を起こすための区別の方法を持っていないからです。リッチは、「マニフェスト」でチャンス追求型と戦略型の違いについて書きましたが、これはまさに、読者に新たな区別の方法を伝えるものになっています。

例えば、チャンス追求型は「どうすればお金を稼げるか？」ということだけを常に追いかけ、自分に問いかけています。 一方で、戦略型の起業家は頭にビジョンを描き、「価値をより高めるにはどうしたらいいか、そのビジョンをより早く実現するにはどうしたらいいか」について考えています。

この区別の違いというのが、結果に大きな差を生んでいます。もしあなたがこれまでチャンス追求型の区別を持っていたなら、、戦略型の社長が持つ、今までとは違った区別の方法を知ることで、現状に対する見方が急激に変わります。ものの見方が変わることで、すぐに自分の行動が変わり、行動の変化によってその結果も急激に変わっていくことでしょう…

あなたがビジネスを始めてから身につけてきた区別の中で、役に立っているのはどんなものですか？ 今、自分の行動を導くことができるきちんとした区別の方法がないために、悩んでいる点や分野はありますか？ その悩みは軽減できますか？ 


リッチはこう言っています…


”「我々が目を開いている時のものの見方は、表面的なものよりもその内側にあるもの、我々の内面に大いに関係しています。区別はこのことを深く理解させてくれます。表面的なものは、所詮表面的なものでしかないのです。成功している起業家と失敗している起業家のものの見方は違いますが、その理由は表面的なものではなく、彼らの内面にあります。我々はものの見方を基にして行動を起こし、その行動を基にして結果が生まれるからです。”

よって区別とは、単なる定義や分類以上のもので、以前とは違うものの見方をする方法だと捉えることができます。それによって、他の人が考えないような見方、区別ができていない以前の自分にはできなかった見方ができるようになります。

区別をもっとも素早く身につけるための近道は、、やはりすでにその道で成果を出している人から教わること。ビジネスであれば、その分野ですでに大きな成果を出している人を見つけ、その人の本や教材を一通りチェックすることです。

ただし、もしその人がリアルのセミナーとか、コーチングをやっている人なら・・直接教わるのが最も早い方法です。お金を払ってコーチになってもらったり、仲良くなって、メンターになってもらいましょう。

もちろんお金はその分かかりますが、、その道の”区別”を知り尽くした人を味方につけることができれば、これまで何年もかけて探し回っていたものが、たった1つのアドバイスだけで答えが出ることもあります。これというのは年単位、10年単位での時間の節約になります。

例えば、中谷さんのグループコーチングに参加された方は、これまで何年も悩んでいたことが、たった1つの中谷さんのアドバイスで、まるで乗り物に乗ったように加速し、ビジネスを大きく成長させることができました。

もしあなたにもそのチャンスがあるなら、その道のプロ、すでに大きな成果を出している方から直接教わってみてはいかがでしょうか？　きっと正しい区別を得て、、何年も時間を節約しつつ大きな成果を出すことができると思いますよ。

萩原　敬大