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あなたからビジネスを切り離す

2017.2.2 | ,
リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。

萩原さんのメルマガでピコ太郎の話をしていて、とても面白かったので
僕もピコ太郎でネタを探していましたが、辞めておきます(笑)

ということで、最近のニュースで気になったことをお話し出来ればと思いますが、東芝が稼ぎ頭だったフラッシュメモリーの事業の分社化を発表したみたいですね。ここ最近、日本の超大手のメーカーが相次いで弱体化してる雰囲気の情報を聞く機会が増えている気がするのは、気のせいなんでしょうか?
といっても僕たちのような中小企業が気にしてどうするって言われるかもしれませんが(笑)でも、彼らのような超大手企業から学べることもあります、、、例えば・・・


ビジネスを切り離している


超大手企業のニュースを見ていてすごいと思うことの1つに、ビジネスを切り離しているというのが挙げられると思います。本体の業績が悪くなってくると、事業を売って資金を捻出してるってこと。。。従業員もたくさんいるはずなのに、それを丸ごと別の会社に売ってしまうって話。。。今の僕のビジネスの規模感では想像もできません。。。(笑)

ただ、これはリッチもビジネスグロースシステムの中で言ってることなんですが、リッチの知ってるお金持ちの中で最も上手くいった類の人達は、事業を売った人達だそうです。大金持ちになった人達は自分とビジネスを切り離していて、そのビジネスを売却することによって得た売却益で裕福になってるってことなんですね。だから、リッチは自分のやっているビジネスは常に自分からいつでも切り離せるようにしておくべきだって伝えています。


切り離すなんてとんでもない?


でもこの考え方って西洋的というか、僕たち日本人にはあまり馴染みがない感覚なんじゃないかと思います。なぜなら、自分の仕事に誇りを感じているから。。。プライドを持ってやってる自分のビジネスを自分から切り離すなんてとんでもないって考えてしまうんじゃないかな、、、と。それは、理念とかをしっかり持っている経営者であればあるほど顕著だと思います。もちろん、僕もそういった経営者の考え方に賛同する1人で、自分から切り離したビジネスを売却しようなんて、これっぽっちも思ってません。だけど、、、

売却する意志はなかったとしても、自分から切り離しておくというのは大事なポイントだと思います。どうしてかというと、ビジネスを自分から切り離していないということは、常に自分がビジネスの足かせになってしまう可能性があるってことだからです。実際、自分がいないと仕事が回らないとか、そのせいで時間がなくてひたすら働き続けているって状況に悩んでいる人も多いんじゃないかと思いますし、そういった相談が多いのも事実です。。。


あなたのビジネスの為にも準備をしておく


だからビジネスを切り離せるようにしておくことは、あなたの為だけってわけじゃないですね。あなたが足かせになる可能性があるということは、ビジネスそのものの成長をあなたが止めてしまう可能性があるってことでもあります。僕がめちゃくちゃ働きまくって会社の売上を作っていた時は、自分の限界がビジネスの限界でした。

1年360日稼働し続けて、頭がおかしくなりそうなプレッシャーと戦いながら仕事をしてても、結局は自分の限界が足かせになってしまう。。。従業員がいてたとしても、自分1人でビジネスをやってるような気になるんですね。そんな経験があって、これじゃダメだって思ってシステムを作ることを決めました。そうすると、確かに売上は落ちてしまいました(笑)でも、僕は時間的にも精神的にも自由になることができて、何よりもビジネスをより大きくすることができる可能性が見えて来ました、、、


準備として何をしておけば良いのか?


あなたがもし、自分がいないと仕事が回らないし、常に時間に追われて仕事をしているから何とかしたいって思うのなら、まずオススメするのはあなたの業務をプロセスとして認識することです。本来はあなたの業務だけに限らず、ビジネス全体の業務をプロセスとして認識することが大事なんですが、まずは自分からってことで、あなたの業務プロセスを書き出してみてください。いったい自分はどんな仕事をしているのか?その仕事はどんな順番で行っているのか?その流れを書き出してみて欲しい。

すると、、、案外というか当たり前なんですけど、あなたがやらなくても良い仕事が結構出てくるはずです。もう少し分かりやすい言い方をすると、あなた以外の人材でもできる仕事が必ず見つかると思います。まずは、そういった仕事から順に、誰かに渡すことから始めてみると良いと思いますね。


改善、改善、改善!


あなたから仕事を切り離すと、僕がそうだったようにあなたには時間ができるようになるはず。。。そうやって余裕ができてくると、ビジネス全体をもっと俯瞰的に見ることができるようになってきます。そうなると、改善するアイデアも浮かぶようになってくるので、改善をするのはそれからです。あなたが忙しいままで、何とかしようとするのは精神的にもキツいはず。。。だから、まずはプロセスとして認識した上で、一部を別の誰かに肩代わりしてもらって、その後に改善をしていくって流れです。

そして、目指すはビジネスそのものをあなたから切り離せるようにするってことですね。もちろん、最初に言ったように自分のライフワークとしてビジネスをしているのなら、切り離せるからといって仕事をしないなんて選択肢を選ばなくてもいいと思います。ただ、好きで仕事をやる分にはいいですけど、縛られてしまっているってのは考えものなので、そこは分けて考えてもらえたら。。。

僕も今のビジネスのすべてを自分から切り離せているわけではありません。でも、切り離すことを意識することで自分が足かせになっていた業務や、自分の足かせになっていた業務を従業員やアウトソーシング先に任せることができるようになりました。
きっと今よりも楽に仕事ができるようになると思うので、ぜひあなたにも試してもらえたらと思います。

P.S.
超大手企業が取り入れているようなビジネス戦略を中小企業が導入できる形にしてコンテンツ提供してきたのがリッチです。今よりも楽に仕事ができるようになりたいのなら、ビジネス・グロース・システムであなたの業務プロセスを明確化するもっと詳しい方法を手に入れられると思います、、、

-中谷佳正

4:4

リッチシェフレン
リッチ・シェフレン

グーグル、ヤフー、マイクロソフトなど、大手インターネット関連企業へのコンサルティングを行うネットマーケティングの第一人者。ビジネス戦略の構築を得意とする起業家で、マーケティングの世界で巨人と言われているダン・ケネディ、ジェイ・エイブラハムたちとパートナーシップを取り、指導を行っている。そんな経歴からリッチはグルズ・グル(Guru’s Guru = 先生たちの先生)と呼ばれる。

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