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ビジョンなんて必要?

2015.9.17 | 
リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。

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先日、撮影したPodcastが配信されたので、その中で取り上げたビジョンについて、少し詳しく取り上げたいと思います。

ビジョンって聞くと、小さい会社にそんなの必要なの?と思いませんか?売上さえ上げていれば会社って儲かるよね?とか思ってませんか?



僕は過去そう思っていました。ビジョンとか企業理念・・・カッコつけんじゃねーよ。。。こっちは現場で弁当食べながらバリバリ売上作ってるんだよ。って、起業してもしばらくその感覚で来てました(笑)

それが間違いだと気付くまでには僕にとっては時間が必要でした、、、

 

そもそもビジョンって何なの?


あなたは日本語でビジョンという言葉を聞くとどんなイメージを持ちますか?経営をしていてビジョンがどうのこうのと言う割には、多くの経営者の方が、本来の意図されてる意味通りにビジョンを明確化できてないんじゃないかと思います。

そこで、このビジョンというのが一体何なのかをリッチのコンテンツ、ビジネス・グロース・システムからピックアップしてみたんですが、、、実は解釈をするのが難しかったです。(笑)なぜなら、日本で扱われてるビジョンの概念が皆好き勝手に解釈しすぎててよくわからない。。。だから、あなたもきっと混乱してるかも知れないと思い、少し詳しく解説してみたいと思います。

 

ビジョンとミッションステートメントの違い


ビジョンというのは一言で言うと企業の「ロードマップ」のことだそうです。日本のWikipediaに掲載されてなかったので、英語のWikipediaを確認しました。(笑)もちろん企業に限らず、個人にもビジョンはあると思うので、もう少しわかりやすく説明すると、「どうなりたいか」を明確化したものってことですね。

基本的には長期的に計画されたものがビジョンと呼ばれていて、企業の成長に応じて変更は加えられますけど、年次目標(goal)のように頻繁に更新がかけられるようなものではないってことのようです。でも、その目標が長期的な目標だったりするなら、ビジョンの中に明確化されていることはあり得ます。

これに対してミッションステートメントは、日本で言うところの「企業理念」にあたります。でも、今度は企業理念って何やねん。。。ってなりますね。(笑)僕はなりました。これも好き勝手な解釈がまかり通っているので、理解するのに一苦労…。だからミッションステートメントも英語のWikipediaを確認してみたんですが、一言で言うと企業の「目的」のことだそうです。

もう少しわかりやすく説明したら、「何の為にあるか」を明確化したものになるようです。リッチはビジネス・グロース・システムでミッションステートメントを「存在理由」と伝えています。。。この辺りは詳しく説明しだすと長くなるので、この辺りでやめておきましょう。

ただ、ものすごく簡単に違いを理解するなら、ビジョンは「どうやって達成していくか」を計画したもので、ミッションステートメントは「達成すべきもの」を定義したものになるってことですね。うん。わかりやすい。(笑)

 

大きく、そして、長く


ビジョンにしてもミッションステートメントにしても言えることだと思うんですが、、、あなたが非凡な成功を収めたいと考えているなら、こういったものは「大きく」そして「長く」設定した方が良いですね。

大きくというのは例えば「世界一」とか「日本中」とか「すべて」みたいな感じで、今のあなたからしたら、ちょっと言い過ぎじゃないかぐらいがちょうど良いと思います。

長くというのは期間の話で、3年とか5年よりも10年とか20年が良いでしょうし、100年ぐらいまでいけば十分過ぎるでしょう。(笑)

特にビジョンの中でも長期的な目標については、正直言ってちょっと図々しいぐらいの感じで設定した方が、うまくいくとリッチはビジネス・グロース・システムでも言ってます。

 

大きく長いからこそ人が集まる


何で大きくて長く設定した方が良いのかというと、人が集まるからです。特に良い人材を従業員として雇いたいなら、そうした方が良いでしょう。考えてみて欲しいんですが、、、◯◯町で一番の会社になる!みたいなことをあなたが言ってたとして、有名大学卒業の新卒やヤリ手のプロフェッショナルがあなたの会社に入りたい!と言って来てくれると思います?いや、もちろん物好きな人は居るので、絶対にないとは言わないですけど、確率はめちゃくちゃ低いんじゃないですか?(笑)

さらに、3年後のことも見えない、5年後のことも考えていない企業だったとしても同じじゃないのかなと。。。やはり、そこで働きたいとはならない。

やっぱり、優秀な人材というのは自分が仕事をする会社を選ぶ時に、しっかりと人生設計なんかも考えているので、そんな「未来の見えない」会社になんて来てくれないのが当たり前。ってことだと思いますね。ついでに言えば、取引先の企業や外注先も同じように思うと思いますね。僕だって、ショボいことを言ってる経営者や企業よりも、社会貢献のことを真剣に考えている経営者や企業と一緒に仕事したいって思いますしね。

 

そもそも楽しくない


そもそも大きく描かれていない未来とか長く見てない未来を目指して進むのって楽しくないって思いません?

ビジョンで描く先の未来の姿がショボショボだったら、誰も付いてこないでしょうってことです。。。だって、楽しくなさそうでしょ。(笑)

それは、従業員とか取引先もそうですけど、顧客についても同じだと思いますけどね。あなたの会社がちょっとぐらい大胆なビジョンやミッションステートメントを掲げていたとしても、小さい超現実的な目標とかノルマを掲げているような企業が競合なら相手が面白みにかけるので、比較したらとても魅力的に映るんじゃないでしょうか。

何て言うか「勢いがある」ってのが伝わると、顧客も応援のしがいがあるって感じるんだと思いますね。。。スポーツ選手でも「ビッグマウス」がもてはやされたりするのは、同じロジックなんじゃないかと思います。

ということで、人が集まるという意味でもビジョンやミッションステートメントというのは非常に大事になってくるので、あなたがまだ設定してないというのであれば、少しでも早くビジョンやミッションステートメントを用意することをオススメします。

「未来が見えない」ままで良い訳が、、、ないですからね。

中谷佳正

P.S.
より詳しくビジョンやミッションステートメントを用意する方法が知りたいなら、リッチのビジネス・グロース・システムが、「必ず」役に立つはずですよ。

リッチシェフレン
リッチ・シェフレン

グーグル、ヤフー、マイクロソフトなど、大手インターネット関連企業へのコンサルティングを行うネットマーケティングの第一人者。ビジネス戦略の構築を得意とする起業家で、マーケティングの世界で巨人と言われているダン・ケネディ、ジェイ・エイブラハムたちとパートナーシップを取り、指導を行っている。そんな経歴からリッチはグルズ・グル(Guru’s Guru = 先生たちの先生)と呼ばれる。

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