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「良識的な人間は現実に適合する。傍若無人な者は世界を自分に適合させようとする。
従って、あらゆる進歩は傍若無人な者のおかげなのだ」
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これは有名な劇作家で、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを設立した、ジョージ・バーナード・ショーの言葉です。
この言葉はとても深い意味を持っています。
ビジネスだけに限らず、世の中に出ると人間はあるゆる選択を迫られます。自分自身を曲げて社会やコミュニティなど、一般的な「常識」に合わせるか否かです。
人間は成長するにつれて、自分の欲求や感情を抑え、周りにうまく適合するため、他人の期待に沿うように行動するようになります。
それは、人間関係を円滑に保つためには、必要なことでしょう。しかし、ビジネスで成功を収めるためには、時に「自分を貫くこと」も重要なのです。
なぜなら、成功を収める人間は、「例外なく傍若無人」だからです。
社会のほとんどの人間が無意識のうちに自分自身に課しているルールに、彼らは従わないのです。良識的な人間から傍若無人な人間へ転換することによって、自分が望んでいるものを手に入れ、幸せになることができます。可能性に満ちたこの新しい世界で知性を広げることができるのです。
というのも、分別があること、良識的な行動をするということは、実質的にはほかの人と同じことをしたり、周りの期待に沿ったことをしたりするのと同じだからです。
周りの期待に沿ったこと、ほかの人と同じことをする限り、人と同じようなものしか手に入れることができません。それでは成功できません。
平凡な人間は、自立することはできたとしても、ビジネスでの成功や経済的な安定を手に入れることはできません。それらが欲しいなら、進んで傍若無人の姿勢を身につけなければならないのです。
あなたは、自分が欲しいものを得ることに関して、どれだけ傍若無人の姿勢を実践できていますか?
自分はこのビジネスで何がしたいのか、分不相応な目標を持ってください。小さくまとまらず、身の程知らずの大きな目標を抱いてください。その大きな目標を現状打破のきっかけにし、自分の能力を高めましょう。
そうすれば、もう分別や良識は言い訳として使えなくなり、自分が成果を残せたか否かという事実のみを受け入れざるを得ません。そして、その不快感、違和感を克服することで、自分の能力、生産性が高まり、最終的に富にもつながるのです。
どうすればそのチャンスを作り出せるのか、自分自身に問いかけてみてください。
大きな利益とその向こう側へ
リッチ・シェフレン