今週のリッチ・シェフレンの
名言をお届けします。




ビジネスの目的とはあなたの顧客に良い人生をもたらすことです。それができればできる程、あなたのビジネスは成長していきます。

では、私たちにとってはどうでしょうか。ビジネスを所有することによって何を得られるでしょうか。ここでの良い知らせは、ビジネスを所有するということは完全に自己中心的な考えであってかまわないということです。

多くの起業家は、あらゆるリスクを冒してそのビジネスを成功させようとします。そこには、見返りがあるべきなのです。あなたがビジネスを所有する理由は、より良い人生を得るためです。言い換えればビジネスとは終わりまでの手段であり、それ自体が終わりではありません。多くの起業家はこの事実を忘れてしまっています。彼らにとってビジネスを所有すること自体が終わりになってしまっています。

そして、そうなった時に起業家の人生は、悲劇的なものになってしまうのです。ビジネスにあなたの人生を消費させないようにするため、あなたは何を求めているのかを明確にする必要があります。不幸なことにごくわずかな起業家しか、人生で求めていることを理解していません。

行き当たりばったり生きるのではなく、意図を持って生きる

あなたにとってより良い人生とは何を意味するのか。この答えを得ることによって、行き当たりばったりで生きるのではなく、目的を持って生きていくことができます。つまり、あなたにとって何が最も重要なのか、選択することができます。

あなたの理想の人生を定義することは、あなたの人生において何を優先するかを、明確にするものです。従って、それは、全ての人にとってユニークなものです。この演習をする際には、あなたが今もっている全ての事務や責任を置いておいて欲しいのです。あなた自身について真剣に考えて欲しいのです。

自分が何を望んでいるのかを知る

あなたは自分の人生をどのようなものにしたいか分かっているでしょうか。「裕福になりたい」、「金銭的自由が欲しい」、「事業で成功を収めたい」、「幸せになりたい」等の中身のない希望は全くうまくいきません。このような希望は、ビジネスを成長させる際に直面する壁に打ち勝つために、必要な力に欠けています。多くの起業家は、成功について漠然としたイメージを抱いています。

あなたは自分が何を求めているかを具体的にする必要があります。手に入れば有り難いものではなく、本当に望むものは何か。あればそれに越したことはないものの、長いリストを作っても本当に望むものは何かを考え出すことが出来ません。これは全くの見当違いです。

これはほとんどの人の生き方であり、彼らは単に事の成り行きに身を任せています。あなたは絵を描くような明瞭さをもって、それを描写することができなければなりません。私が指導した多くの成功した起業家たちは、どん底に落ち込むまで人生で望むことは何かを発見していませんでした。ビジネスに失敗、倒産、健康や家族の犠牲。好ましくない生活を送るのに懲り懲りしたその時初めて、やっと灯がともったのです。

望んでいなかった経験をして、彼ら一人一人は本当に望むことは何であるかをやっと理解しました。ついに彼らはまさに望んでいることについて十分に明確になり、その明確さが彼らにとっての動機となったのです。

あなたの場合はどうでしょうか。
理想的な人生のイメージを極めて明確に今すぐ心の中に描写できるでしょうか。それが見えるでしょうか。まるですべてが真実であるように、今すぐここでそれを本当に見ることができるでしょうか。私はあなたに望まない人生を耐え忍んで欲しくないのです。もしあなたが明確なイメージを持っていないなら、今すぐにでも考え始めてください。

より高い利益のために、

リッチ・シェフレン